院長紹介

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院長紹介

佐村博史

病院で医師の話を聞いて診察室を出た後、相談したかった健康に関する問題が充分解決されていなかったり、どのような事に気を付ければいいのかよく理解出来ていなかった経験はありませんか? 例えば頭痛で病院に受診して、せっかく検査まで2週間も待って結果説明まで更に2週間も待ったのに、MRIで「脳に異常はありません」と説明されただけで、脳に異常が無いのに何故頭痛が起きているのか? 頭痛を良くするためにどうすればいいのか?よく分からないまま帰宅したような、そんな経験です。 せっかく受診して下さった皆様が、そんな残念な思いを抱いて帰宅することは絶対にあってはなりません。 当院では、どなたにも理解して頂けるよう多くの図表や画像を用いて、出来るだけ詳しく御説明させて頂きます。 お一人お一人の説明にかなり時間を要しますので、初診の方には半日程度は待ち時間をお願いしたいと考えておりますが、 大病院で結果説明まで1ヶ月も待つような場合と比べて、充分納得して頂く診療をその日のうちで完結させる当院の待ち時間が長すぎることは、決して無いと自負しております。 どうか時間にゆとりを持って来院して頂きますようお願い致します。 満足頂ける医療を提供するためには、あなたのご理解とご協力が不可欠です。みんなが満足出来るクリニックを、一緒に作っていきましょう!

六川二郎記念さむら脳神経クリニック
院 長
佐 村 博 史

プロフィール

1964年 沖縄県石垣市出身
1990年 琉球大学医学部卒業
1990年 琉球大学医学部脳神経外科教室へ入局
1996年 日本専門医機構認定脳神経外科専門医
2002年 中村記念病院、勝田病院、カロリンスカ大学にてガンマナイフ研修

勤務

  • 琉球大学医学部附属病院
  • 県立八重山病院
  • 沖縄赤十字病院
  • 大浜第一病院
  • 北上中央病院
  • 沖縄リハビリテーションセンター病院
  • 沖縄セントラル病院

資格

  • 日本専門医機構認定脳神経外科専門医
  • 日本脳神経外科学会評議委員
  • 身体障害者福祉法第15 条指定医

院長のこだわり

現時点で症状は無いかもしれませんが、異常があればそれはそれで説明するべきだと、私は思うのです。

診察室で患者さんの話を聞いていると、以前に受診した際の情報がほとんど分からない場合が多いことに驚かされます。頭痛で病院に行ったのに、検査で異常なしと言われて何頭痛かも聞いてないし、治療の説明さえ無かったり。また、「異常無し」のはずのMRIでかくれ脳梗塞が見つかったり。医者の言ってる「異常なし」が「脳には異常がありません」では無く「頭痛の原因となるような異常はありません」だったりして…。でもそれって、まずくありません?現時点で症状は無いかもしれませんが、異常があればそれはそれで説明するべきだと、私は思うのです。当然頭痛が何頭痛で、何が原因でどんな治療が必要かなどについても全部説明しなければならないはずですが、世間一般ではそうなっておらず、「ストレスじゃないですか?」とか「今の飲んでる鎮痛剤で効いてるんなら、続けておけばぁ」的な、ある意味適当にあしらわれているケースがあまりにも多すぎるのです。また、検査の結果にかんしても、こんな感じで

MRI結果リスト
MRI結果ウィンドウ

画像をば~んと見せて説明するような場合、はっきり言って患者さんには何も見えていませんし理解もできておりません。そこで55インチの大きなモニターを設置しまして、1枚1枚一緒に見て頭痛などの症状とは関係の無いかくれ脳梗塞や小さな脳腫瘍などが見つかった場合、今見えているものが何のか、何が原因なので、将来どういうふうに進行していくことが予測されるのか、進行予防はどうすれば良いのか、悪化した場合の治療の選択肢は何があるのかについてご説明致します。

異常がある場合どんなふうに見えるのか、実例を一つ一つで提示して、
初めて「だから自分の脳は正常なんだ!」と納得し安心して頂けるのです。

全く異常が無い場合、「正常です!」と言っても患者さんは何が正常で何が異常か分かっておりませんので、ただ「正常です」と言うだけでは十分理解して頂けませんし、意味もありません。異常がある場合どんなふうに見えるのか、脳梗塞はこんなふうに見える、脳出血ならこんな風に見える、脳腫瘍ならこんなふうに見えると言う実例を一つ一つで提示して、初めて「だから自分の脳は正常なんだ!」と納得し安心して頂けるのです。
モニターの右側には、患者さんにお見せする図表やグラフなどの資料を提示しております。日々の診療の中で、うまく説明できなかったり、十分理解して頂けなかったような時には、更にはわかりやすさを追求して新しいスライドを追加して行きますので、いつのまにか700枚近いスライドが出来てしまいどこにどの資料が入っていたか時々自分でも迷子になることがあります…。しかし日々のこのような活動を続けることで皆様方により理解しやすい説明が出来るようになりますし、十分納得し安心して頂けるとそれ自体が治療効果を発揮します。
ですから、MRIは診断機器であるばかりではなく、きちんと説明することで治療効果も得られる機会なのです!

実はこれで終わりではありません。ここからが本題です。

頭痛など患者さんが困っておられる症状の原因を考え、診断を確定して治療法や予防法についてご説明しなけばなりません。生活習慣の改善だけで対応出来る場合もあれば、予防薬などの内服治療が必要になる場合もありますが、時間をかけてきっちり説明することで、診察が終わる頃には治ったような気になってしまう方もおられます。場合によっては、看護スタッフから補足説明させて頂くこともあります。私一人で足りない部分をチームで補っていくことで、理解や治療効果を更に高めるよう努めているのです。説明に使った資料や撮影した頭部MRIの画像は印刷して患者さんに差し上げております。ご自宅でも再度説明内容を確認したり、ご家族やかかりつけのドクターにも診て頂き、情報を共有するように使って頂ければ幸いです。
毎日全力で診療に取り組んでおりますので、何卒皆様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。

医療に対する考え方

  • 1. 患者さんと共に考え、共に歩む医療を提供していきたいと考えています。
  • 2. 脳を通してみる体の健康と、体から考える脳の健康の両方の視点で医療に取り組みます。脳と体の健康が、心の健康につながるものと考えています。
  • 3. 医者不足、看護師不足の中、ヘルスリテラシーの向上を通して全員医療を実践していきたいと考えています。

注)ヘルスリテラシー:医療や健康についての情報を取得し、それを上手に使いこなしていくことが出来る基本的な能力を言います。ヘルスリテラシーの向上には、医師や看護師の丁寧な説明や指導が必要不可欠と考えます。

  • 4. 私たちは医療を受ける方々の最初の入り口として、脳神経疾患以外の疾患についても気軽にご利用頂けるクリニックを目指して行きたいと考えています。